こんばんは、ハッピです!
世にも奇妙な物語の「幽霊社員」のあらすじ・結末・ネタバレについて書いていきます。
番組概要
世にも奇妙な物語’18秋の特別編
放送日:2018年11月10日(土)
放送時間:21:00~23:10
放送局:フジテレビ
ストーリーテラー:タモリ
- 幽霊社員(主演:佐野史郎・勝地涼)
- あしたのあたし(主演:国仲涼子)
- マスマティックな夕暮れ(主演:玉城ティナ)
- 脱出不可(主演:坂口健太郎)
- クリスマスの怪物(主演:川栄李奈)
キャスト
- 工藤良治(佐野史郎さん):とある建設会社で働く社員。定年まであと4年、惰性で働き「幽霊社員」と呼ばれる。
- 里山秀平(勝地涼さん):工藤の勤める建設会社で昔過労死した若手社員。
佐野史郎さんは、世にも奇妙な物語には「恐竜はどこへ行ったのか?(1994年)」「地獄のタクシー(1995年)」「奥さん屋さん(2006年)」など沢山の作品に出演されています。この作品で10作目です。
勝地涼さんは、「携帯忠臣蔵(2000年/映画)」「ニュースおじさん、ふたたび(2010年)」に出演されていて、今作は3度目の出演にして初主演になられます。
制作
- 脚本:赤松新さん
- 演出:星護さん
- 編成企画:渡辺恒也さん、狩野雄太さん
- プロデュース:植田泰史さん、中村亮太さん
脚本の赤松新さんは、吉本興業で新喜劇やコントに出演されています。フジテレビヤングシナリオ大賞や南のシナリオコンクールで受賞されています。
世にも奇妙な物語’18秋の特別編の国仲涼子主演「あしたのあたし」の原案もされています。
演出の星護さんは、テレビドラマディレクター、映画監督。
代表作に『世にも奇妙な物語』、『僕の生きる道』、『名探偵金田一耕助』シリーズ、映画『笑の大学』、映画『僕と妻の1778の物語』などがあります。
『世にも奇妙な物語』シリーズの創立者の一人であると同時に長年にわたりコンスタントに作品を輩出されてきました。
この「幽霊社員」で11年ぶりに作品に携わられます。
「世にも奇妙な物語」では、30作品以上に関わられていますが、私が昔見てとても怖いと思った「恐竜はどこへ行ったのか?」の演出も、星護さんでした。「恐竜はどこへ行ったのか?」には、佐野史郎さんも出演されています。
あらすじ
工藤良治は、とある建設会社で働くサラリーマン。
仕事への情熱はとっくになくなっており、定年まであと4年を惰性で乗り切ろうとしている。
他の社員からは、「あんな人、ウチの会社にいましたっけ?」と陰口を言われるくらい存在感のない、いわゆる「幽霊社員」である。
そんな工藤の前に、ある日、過去に過労死で死んだはずの若手社員・里山秀平が現れた。
どうやら里山の姿が見え、会話ができるのは、工藤だけらしい。
里山から「最後の仕事をどうしてもやり切りたいんです!どうか力を貸して下さい!」としつこく頼まれた工藤は、しぶしぶ引き受けるが…。
ネタバレ
放送終了後に更新いたします。
ですが、少し私の予測を…
ニュースサイトの前情報では、「存在感ゼロの“幽霊社員”と過労死した“本物の幽霊”の友情を描いた、おかしく心温まる人間ドラマ」ということで、怖い話ではなさそうです。
個人的には、せっかく佐野史郎さんが「世にも」に出演されるのに、ホラー要素がないのは勿体ないような気がしますが…。
でも視聴者に勿体ないと思わせないくらい、感動的なドラマになっているのかなと期待しています。
ー佐野史郎さん演じる、いわゆる”幽霊社員”の工藤の前に、過労死で若くしてこの世を去った若手社員・里山(勝地涼)が現れます。
この物語が感動ストーリーだと分かった上でですが、里山は勝地涼さんの雰囲気そのままの、爽やかで誠実な社員だったのでしょう。
自分を過労死に追いやった会社を恨んでいる感じはなさそうです。
ところで、里山がやり残した「どうしてもやり切りたい最後の仕事」というのはどんな仕事でしょう。
会社なので、里山が担当していた仕事は既に他の社員がやり終えているはずだと思われます。
仕事の出来ない工藤ではなく、他の普通の社員が残業をしつつこなしたのではないでしょうか。
では里山の最後の仕事とは…
それは、「工藤に一生懸命仕事をすることの充実感を思い出させ、あと4年の会社員人生、引退後の人生を楽しく生きてもらう手助けをすること」かなぁと思いました。
工藤だって若い頃は、仕事に情熱を持っていたはずです。
ですが、これといって仕事が出来るわけではなく、要領よく上手に渡っていけるわけでもない工藤は、だんだんと現在のスタンスに落ち着いてしまいました。
新人だった頃の里山を指導したのは工藤でした。
その頃の工藤は目立ちこそしないものの、穏やかで誠実な漢でした。
そのお陰で里山は仕事の楽しさを知りました。
里山はその恩返しをするために、工藤の前に現れたのだと思います。
勝地涼さんは、インタビューの「もし幽霊になってしまったら?」 の問いに
「僕自身、もし今死んでしまったらやり残したことだらけになってしまいます。その気持ちは里山と一緒ですが、里山のように幽霊になって何かをするというより、生きている人が死んだ人のことを思って頑張る、というほうが僕は好きなんです。いつ死んでも、“あの人はこうしていたもんね”って言われるような人生にしたいと思います。友達にも、結婚した相手にも、仕事関係者たちにも……」
と答えていらっしゃいましたが、めちゃめちゃ素敵だと思いました!
視聴後追記
里山という若手社員が死んだ。
頭が痛かったが忙しくて病院に行けなかったらしいと、みんなが噂している。
工藤がトイレに行くと、過労死したはずの里山の幽霊が。
里山の姿が見えるのも、話が出来るのも、どうやら工藤だけらしい。
怯える工藤。
やり残した仕事を終わらせるのを手伝ってほしい、と里山は懇願するが、工藤は取り合わない。
工藤は会社だけでなく家でも幽霊のような存在だ。
帰宅しても妻も娘もテレビに夢中で気付かない。
晩ご飯を自分でチンして食べる日々。
会社に行くと、里山に取りつかれる。
里山は、やり残したコンペに勝たないと成仏できないと言い張る。
仕方ないので、しぶしぶ書類の提出だけを引き受けた。
部長に提出すると、会議に出席してくれと頼まれてしまった。
それは無理と言い残し、工藤は17時ぴったりに職場を去ろうとするが、幽霊の里山に脅かされ、残業する羽目に。
家にまで仕事を持ち帰る工藤を、妻も気にしている。
会議に出席するも、手が震える工藤。
うまく会議をすすめられず、若手社員に怒られてしまった。
落ち込む工藤。
「悔しくないんですか?責任とか誇りはないんですか?」里山に聞かれる。
「俺だった昔はあったよ。でも、手柄を上司に横取りされたり、他人のミスを押し付けられたり…もうあきらめたんんだ。」
「あんなみたいに一生懸命働いたって、忘れられてしまう。」
帰宅すると、妻に
「あなたが仕事を張り切るなんて、珍しいと思ってた。長続きするとは思わなかったけどww」
と言われてしまった。
翌日出勤すると工藤は、
「昨日の会議であわあわしちゃって…あれなら新人社員の方がマシ」
と陰口をたたかれた。
横を黙って通り過ぎる。
すると里山が、陰口をたたいた社員に悪寒を走らせるという嫌がらせをしてくれていた。
工藤と里山の心が通じあった。
2人は楽しく仕事をするようになった。
会議ではなんとか喋ることが出来た。
先日工藤に激怒した若手社員が工藤の席を訪ねてきた。
「資料作りの参考になると思うので」と書類を置いていった。
里山が「今日はもうここまでにしましょうか。」と言うと、工藤は「これをまとめ終わるまで…。」と続けようとする。
「頑張りすぎてこんな風になったら元も子もないじゃないですかw」自虐で和ます里山。
翌日、廊下で苦しむ幽霊・里山。
なんと、悪寒が走った女性社員が、部長に相談し除霊を手配したのだ。
無理やり成仏させられそうになる里山。
「最後に工藤さんと仕事が出来て楽しかったです。自信をもって、コンペお願いします。」
「待ってくれ。いかないでくれ…。」
里山は成仏してしまった。
里山がいなくなり、抜け殻のようになる工藤。
若手の男子と女子社員が励ましに来てくれた。
「明日がコンペですよ。あなたがそんなんでどうするんですか。やり切りましょうよ!里山さんの最後の仕事。」
翌朝、妻と娘が
「今日でしょ。大きな仕事」
「お父さん、頑張って」
スーツとネクタイを用意してくれていた。
里山と工藤のまとめたものは、コンペに通った。
オフィスから慌てて出てくる女性社員。
「部長!まだ成仏してません!なにかいます!」
古い会社には、無数の霊がいるのだ。
佐野史郎さん主演の「奇妙な物語」動画を無料視聴!
2018年6月~7月、土曜深夜にフジテレビで放送されていたドラマ「限界団地」。
古き良きニュータウンのノスタルジーに浸る祖父が、住人たちを狂気の沙汰に巻き込むホラードラマです。
佐野史郎さんが 狂った老人・寺内誠司を演じられています。
FODプレミアムに登録すると、「限界団地」が見放題で視聴できます。( ※2018年11月時点での情報です。最新の配信状況は公式サイトにてご確認ください。)
FOD:フジテレビの公式動画サイト
FODプレミアムは月額888円(税抜)のサービスですが、初回登録の方は1カ月無料で体験できます。
( 1カ月以内に解約すればお金はかかりません。)
このドラマ、めちゃくちゃ面白かったので、まだご覧になったことのない方は是非見てみてください♪
最近のコメント