こんばんは、ハッピです!
日本人はジブリが大好きですよね☆
私もジブリ大好きです!
今回は「紅の豚」の中で マダム・ジーナが歌うシャンソン曲「さくらんぼが実る頃」について書いていきたいと思います!
紅の豚
ストーリー
物語の舞台は1929年頃、ムッソリーニ率いるファシスト党の独裁下のイタリア。
1931年頃に本格的にヨーロッパへ波及する世界恐慌の不穏な足音が聞こえています。
作品名の「紅」とは 主人公の豚・ポルコの乗る飛行艇の機体の色です。
ポルコはかつて イタリア空軍のエースでした。
今はアドリア海の小島に隠棲し、 空中海賊(空賊)退治を請け負う賞金稼ぎとして暮らしています。
そんなポルコはあまり人と付き合うことなく暮らしていますが、昔馴染みのマダム・ジーナの営むホテル・アドリアーノのバーにはしばしば顔を出します。
ポルコはそこで、 アメリカ製の飛行艇を操るアメリカ人カーチスに出会います。
カーチスは、おしゃべりで惚れっぽく一見軽薄な性格をしており、ポルコはカーチスを良く思いません。
カーチスはジーナに一目惚れして求婚しますが玉砕します。
そんな中、 空賊退治を請け負うポルコと 空賊連合が雇った用心棒カーチスの決闘が始まります。
糸井重里氏の考案したキャッチフレーズ「カッコイイとは、こういうことさ。」はメインのキャッチコピーとしてCMやポスターなどに使用されました。
ジーナ役の声優さん
ジーナの声を演じるのはシンガーソングライターの加藤登紀子さんです。
大人の色気漂う、洗練されたジーナのイメージとマッチする部分の多いお方です。
主題歌「さくらんぼの実る頃」とエンディング・テーマ「時には昔の話を」の両方を加藤登紀子さんが歌われています。
加藤登紀子さんは1943年生まれの74歳。(2018年10月時点)
東京大学文学部西洋史学科を卒業されています。
東大在学中の1966年に「誰も誰も知らない」で歌手デビュー。
1968年の東大紛争の際、 同志社大学の学生であり学生運動を指導していた藤本敏夫氏に出会います。
防衛庁襲撃事件などで逮捕され勾留の身であった藤本敏夫氏と1972年に獄中結婚をし3人の子供をもうけられました。
加藤登紀子さんの代表曲には、「さくらんぼの実る頃」「時には昔の話を」の他に、 「知床旅情」「百万本のバラ」「この空を飛べたら」などがあります。
ジーナが歌う唄
さくらんぼの実る頃
仏:Le Temps des cerises(ル・タン・デ・スリーズ)
作詞:J. B. Clément / 作曲:A. Renard /
1866年に発表された フランスのシャンソンを代表する歌曲です。
日本でも古くから親しまれ、日本語題には「桜んぼの実る頃」「さくらんぼの季節」「桜の花咲くとき」等があります。
「紅の豚」の中では、「さくらんぼの実る頃」はフランス語で歌われています。
日本語ではどんな意味なのかを、調べてみました。
さくらんぼの実る季節には
鳴き声がとてもきれいなサヨナキドリも、ぺちゃくちゃご機嫌に鳴くマネツグミも、浮かれて歌を歌う。
恋人たちは愛を確かめあい、皆楽しんでいる。
けれど、さくらんぼの実る季節は短い。
そんなことも知らずに、恋人たちはさくらんぼの耳飾りを身につけ、手をつないで出掛ける。
小道の影で、さくらんぼの赤い実は静かに雫のように落ちる。
もし恋の痛みを恐れるのならば、
さくらんぼの赤い実のような美女に近づいてはいけない!
私は心に空いた、開いたままの傷も含めて、さくらんぼの実る季節を愛している。
この傷は癒えることはないけれど
あの思い出を忘れることはない。
私はさくらんぼの実る季節を愛し続ける。
leparisienのブログ「”さくらんぼの実る頃”和訳」の記事を、かなり参考にさせて頂きました。
サクランボの実る頃の儚い恋と失恋の悲しみを歌った曲ではありますが、パリ・コミューンの崩壊後の1875年前後からコミューンへの弾圧、特に参加者が多数虐殺された「血の一週間」を悼む思いを込めて、第三共和政に批判的なパリ市民が頻りに唄ったことから有名になったそうです。
作詞者のJ. B. Clémentは、銅工職人でパリ・コミューンの一員でした。
時には昔の話を
作詞・作曲・唄:加藤登紀子 /編曲:菅野よう子 /ピアノ・アレンジ:大口純一郎
この曲は何回も聴いている、とっても好きな曲です。
貧乏だったけど仲間がいて夢中になれるものがあった学生時代を、10年後くらいに回想している曲だと私は解釈しています。
歌詞の中に、
「ゆれていた時代の熱い風に吹かれて 体中で瞬間(とき)を感じた」
「あの日のすべてが空しいものだと それは誰にも言えない」
という部分があるのですが、なんとなく学生運動っぽいなぁと思います。
私はずっと、加藤登紀子さんは学生運動を熱心にやっていた方だと思っていて、 飛行艇乗りのマドンナとして歌っていたジーナのような感じで、 加藤さんも学生運動の集会のマドンナみたいな感じで歌っていらっしゃったイメージだったのですが、実際は、 自分の歌が政治に利用されるのが嫌で、そのような場で歌うことは拒否されていたようです。
歌詞の最後の
「今でも同じように見果てぬ夢を描いて 走りつづけているよね どこかで」
という部分は、聴くたびに熱いなぁと思います♪
私にも大学時代の仲間がいて、中には疎遠になっている人もいるけど、みんなそれぞれ頑張っているのだろうなぁと、感傷に浸りつつ、再会した時に恥ずかしくない自分でいたいという気持ちにさせてくれる素敵な歌詞だと思います(^^)
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本ページの情報は2018年11月時点のものです。
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